ピッタリって気持ちが良い! 造作家具

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オーダーメイドのスーツや靴は、
自分の体にピッタリ合ったサイズなので、
動きやすく満足度が高いものです。




インテリアでいえば、
オーダーメイドの造作家具がそれにあたります。



壁と壁の間に隙間なく家具が入り、
間に埃が溜まることもなく、
建物と家具が一体化した空間。


棚の高さや奥行きを
自分の身長に合わせた高さに設置したり、
収納するものに合わせて
引き出しの高さや幅を決めていく。


天板や扉、金物など、
デザインや色も好きなよう
組み合わせができます。


まさに、世界に一つだけの
特別な家具が作れるのです。





しかし、
造作家具はハードルが高いと
感じられている方も多いかもしれません。
理由としては、


どう選んだらいいか分からない
値段が高そう



大きくはこの2つです。


確かに、
選択肢が多いだけに、
自分だけで選ぶのは大変かもしれません。
素材の特徴や使い勝手の良い寸法など、
できるだけしっかりと情報を得たうえで、
オーダーをしたいというものです。

また、
価格については既製家具より
高額にはなりますが、
形状や選ぶ素材によっても
リーズナブルに制作できます。


そこで、造作家具で一番要望が多い、
TVボードを例に挙げて簡単にお話しします。







TVボードは、
天板、扉、取っ手、箱
大きくこの4つに分かれます。


その中で、
金額に一番大きな影響を
のは天板です。



天然石
人造石
セラミックカウンター
人工大理石
突板(天然木)
メラミンポストフォームカウンター
など・・・


ざっと、挙げただけでも、
けっこうな種類がありますが、
その中で、
多く出ているのは3つです。

こだわる方は天然石
ベーシックに突板
価格をおさえてメラミン


上から高額になりまして、
一番出ているのは突板です。

フローリングや家具と合わせた
銘木を使ったり、
色やツヤ感などの塗装に
こだわって仕上げます。

しかし、キズがつきやすいので、
取扱いは注意が必要です。



天然石は、
高級感を出したい時に、
大理石や御影石などを使います。

メラミンは、
木目調や石目調などの
雰囲気はそのままに、
メンテナンスしやすく、
価格をおさえたい時に採用されます。








続いて扉材です。
デザインと材質、
仕上げ方法によって価格が変わります。

材質は

突板
メラミン扉
ポリ合板
ガラス  など


形状は

框扉
フラット扉
格子扉  など

一般的には、
天然木や複雑なデザインのほうが
高額となります。

機器をTVとリンクさせるか否かで
ガラス扉の採用が分かれます。
場合によっては、
アンプやスピーカーなどとの兼ね合いで、
扉を取付けせず
オープンにすることもあります。









続いて、取っ手です。

デザインが沢山あるので
選ぶのに悩むところですが、
インテリアのテイストと、
扉サイズとのバランスを考慮します。

部屋の他の金物と違和感のないように
選ぶことも大切です。

また、
敢えて金物を付けずに、
手掛け式という
扉に手を掛けて開閉ができる形状を
選択することもできます。









最後に、箱部分を見ていきましょう。

機器スペースは熱がこもりやすいので、
放熱を意識して計画します。

開き扉と引き出しでは、
引き出しの方が高額になりますが、
使い勝手の良さ、
扉の割り付けが美しいなど、
全体のバランスを考慮して選びたいところです。

また、内部を木にするか、
お手入れしやすいボードにするか、
意見が分かれますが、
見えない部分なので、
個人的にはメンテナンスを
重視したものをお勧めしています。




造作家具はオーダーメイドだけあり、
既製の家具にくらべて高額になりますが、
素材の選び方や工夫次第で
費用を抑えながらも、
満足したものを制作することが可能です。


実際に打ち合わせとなると、
より細かく見ていくようになりますが、
それがオーダーメイドの
メリットでもあるので、
しっかり時間をかけて、
こだわりを取り入れた造作家具を
作っていただきたいと思います。


それでは、
Happyな午後をお過ごしください!