カーテン生地や、
壁紙の模様でも人気のシャンタン。
シンプルながらも上品で高級感のある、
“シャンタン” とはどんなものなのか、
見ていきたいと思います。
元々は、中国の山東(シャントン)
で作られた絹織物です。
経糸は普通の糸を使い、
緯糸は節のある玉糸を使って
織っていくので、
横方向に不規則に節が現れます。
カーテンでは、ポリエステルが多く、
ハリがあり上品な風合いを持ちます。
また、表面は主張しすぎない
シックな光沢感があり、
裏面は光沢感が強く出てきます。
どちらの面も、
リバーシブルで使えるので、
同じ生地でも、
違った表情を見せてくれます。
多くの場合は、
表面をドレープカーテンに使用しますが、
裏面を折り返しアクセントを付けるなど、
表面仕上げの違いを活かした
オーダーも良いと思います。
それから、
シャンタンの模様は
壁紙でも人気があります。
品のある風合いと光沢感が、
空間のグレードを
アップさせてくれるので、
玄関、寝室、書斎など、
品のある落ち着きを表現する時に、
シャンタンの壁紙は
活躍してくれるのです。
しかし、横方向の柄があるものは、
壁紙のジョイントが目立ちやすい!
ということも踏まえて
選んでいただきたいと思います。
特に、
寝室では間接照明で
壁側を照らすことも多いので、
ジョイント部分もライトアップされます。
なるべく間接照明を考慮して、
ジョイント部分を
指示することもありますが、
納まり上難しいこともあるので、
気にするタイプなのか、
気にしないタイプなのか、
確認してから選んでもらっています。
今日は、
シャンタンについてお話しました。
それでは、
Happyな一日をお過ごしください!