子供の頃、
家にたくさんの映画がありました。
その中でも、
ゴージャスなパールネックレスと
黒のドレスに身を包んだ、
オードリーヘップバーンといえば、
「ティファニーで朝食を」
スタイリッシュな着こなしと、
オードリーの美しさと可愛らしさに
すっかり目を奪われてしまい、
幼心にも
なんて素敵なんだろう！と
感動したのを覚えています。
今日は、
その映画のドレスにも
使われていた色である、
「黒」について見ていきます。
すべての光を吸収する、
絶対的な色。
「黒」は
重厚感と威厳のある色なので、
高級感を演出したい時に、
黒が良く使われています。
また、暗闇や絶望などの
ダークな印象を持ち、
悲しみを表す色でもあります。
見た目の重さが、
白に比べて1.87倍あるので、
重く感じてしまいます。
なので、
引っ越しの段ボールなどは、
白や明るめの色にしているそうです。
次に、
インテリアを見ていきましょう。
黒のレザー張りの家具や、
鏡面扉の家具など、
高級感や重厚感を演出してくれます。
最近は、
マットな黒も人気があり、
質感によって受ける印象が変わります。
いずれにしても、
ポイントで使用することで、
引き締まったアクセントになります。
広い面積に使用する場合は、
暗く、狭く感じてしまうので、
なるべく目線より下の方に使うと、
圧迫感を感じにくくなります。
床材に使ったり、
ラグに使用したり、
アクセントウォール程度に
とどめる方がお勧めです。
元々、黒一色のワンピースは
喪服として着用されていましたが、
その概念を覆したのが
“シャネル”です。
リトルブラックドレスの発表をきっかけに、
黒は女性を一番美しく見せる色として、
パーティーなどで着られるようになり、
エレガントでスタイリッシュな色と
なったのです。
今では、
フォーマル、パーティー、
ビジネスだけでなく、
カジュアルにも、
当たり前に
着られている黒のワンピース。
偉大なデザイナーの功績は、
価値観をも変えてしまうのですね。
年明けから色について
取り上げてきましたが、
明日からは、
またインテリアの内容を
お伝えしていきます。
それでは、
Happyな一日をお過ごしください！
