名作の理由 照明 エニグマ

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円盤が宙に浮いている!?


初めてエニグマを見た方は、
このように思うでしょう。


柔らかい光を受けた、
薄い4枚のシェードが、
空間の中で漂っているのです。


その浮遊感と
ミニマムで美しい印象に、
一瞬時が止まってしまいます。




エニグマは、2003年に設計され、
デザイナーは日本人の内山章一、
メーカーはルイスポールセンです。


ルイスポールセンと言えば、
光りをかたちづくるデザインと、
点いていても消えていても
美しいデザインなどを、
フィロソフィーとしていますが、
エニグマは、
まさにその理念に則った
デザインです。


4枚のアクリルシェードの、
上面はマット仕上げ、
下面は光沢仕上げとしており、
柔らかな透過光が下方に、
優しい反射光が上方に向かって広がります。

シェードが、
下に向かって円錐状になったデザインは、
光りの強さや、
陰影などを厳密に計算されており、
不快なグレアが無く、
立ち上がるときに
ぶつかりにくいといった、
まさに、美しく機能的なデザインなのです。


シェードは
直径0.62㎜の極細ワイヤーで吊るされ、
シェードの存在感が引き立ちます。

また、デザインの高さから、
ドイツのiF賞を受賞しています。


ミニマムなデザインは、
モダン、スカンジナビアン、
ジャパニーズスタイルとも相性が良く、
モデルハウス、モデルルーム、店舗など、
様々なところで活用されています。

繊細でありながらも印象的で、
一瞬時を止めてしまうほどの力があり、
エニグマの意味「謎」というのも、
何だかうなずけてしまうのです。


今日の名作は、
照明 エニグマについてでした。



それでは、
Happyな一日をお過ごしください!