経年変化を楽しんで! ブラックチェリー材のはなし

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ある時、
フローリングの打ち合わせ中に、
奥様からこんな言葉が。


「この間、モデルハウスで
ラグをめっくってみたら、
ラグの下のフローリングの
色が全然違うんです!!」


そのモデルハウスは、
LDKがブラックチェリーの
フローリングで仕上げられ、
3人掛けのソファと
パーソナルチェアの下に、
白いラグが大きめに
敷かれていました。

ブラックチェリーの特徴が
良く分かるエピソードです。




今日は、
そのブラックチェリー材を
見ていこうと思います。




ブラックチェリー材は、
バラ科サクラ属の広葉樹です。

赤みがかった色味と、
優しい木目が印象的で、
滑らかな肌触りの良い木材です。

使いこんでいくうちに、
自然なツヤと光沢感が出てきます。


大きな特徴として、
分かりやすい“経年変化”があります。
最初はやや赤みのある色合いですが、
時間が経つと飴色に変化していきます。


自然の木は
経年変化をしていきますが、
ブラックチェリーが濃くなるのに対し、
ウォルナットは明るくなっていくので、
変化の仕方は、
材によって変わるのが面白いところです。


冒頭のエピーソードのモデルハウスは、
オープンしてから1年位でしたが、
しっかり経年変化をしていました。
ブラックチェリー材の特徴を見る、
良いサンプルになっています。


また、
樹脂が木目の隙間に溜まってできる、
“ガムポケット”も特徴のひとつです。
ブラックチェリーの自然な風合いを
感じられます。



ブラックチェリー材は、
経年変化やガムポケットなど、
大きい面積にした時のイメージが
しにくいかもしれませんが、
フローリングや家具などで人気が高く、
使い込むほどに愛着が湧いてきて、
素材の個性を楽しまれています。


今日は、
ブラックチェリーについてお話しました。


それでは、
Happyな一日をお過ごしください!