「あなたは、どこにこだわりますか?」
家を検討しているご家族への、
アンケートがありました。
玄関、リビング、ダイニングなど、
住まいの至る所の中で、
こだわりたい部分の
ランキングをつけるというものです。
リビングやダイニング、が票を集めるのは
想像がつくでしょう。
しかし、男性と女性で、
大きく票を分けた部分があります。
それが、キッチンとバスルームです。
女性はキッチンへのこだわり、
男性はバスルームへのこだわりが強いと、
アンケートの結果が出ました。
実際に打ち合わせをしていても、
キッチンのプランになると、
たいてい奥様は、真剣に細かく
確認される様子が見られます。
で、ご主人はといいますと、
しっかり打ち合わせに参加される方。
「ここは任せるよ」という方。
一歩引きながら
笑顔で話を聞いている方。
こんな感じで、人によって、
全く変わってきます。
以前に比べると、
特に若い世代のご家庭で、
男性がお料理をすることが
増えているようで、
キッチンを使うご主人は、
奥様と一緒に真剣に
プランを考えられています。
しかし、奥様がメインで、
キッチンに立つご家庭のほうが、
まだ多いようで、その結果が
アンケートに反映されている
のだと思います。
女性のこだわりでもあるキッチン。
どんなレイアウトにするか、
迷われる方も多いです。
そこで、
今日はキッチンの形状について
取り上げたいと思います。
キッチンの形状は
①オープンキッチン
②独立型キッチン
(クローズドキッチン)
③セミオープンキッチンの
3つに分かれます。
それぞれ特徴があるので、
メリット・デメリットを
ご説明します。
①オープンキッチン
いわゆる“見せるキッチン”です。
最近は、
このオープンキッチンが
人気となっています。
リビングダイニングとの間に壁がなく、
キッチンが一体の空間となった、
開放感のあるタイプです。
インテリアを調和させることで、
グレードアップした雰囲気を作れます。
メリット
・広く見えて開放感がある
・周りの様子が見えやすいので、
子供の様子を気にかけながら
お料理できる
・コミュニケーションを取りやすく、
ホームパーティーなどを楽しみやすい
・配膳、片付けの動線が短い
・リビングダイニングと調和した
デザインにすると、
より素敵なインテリアを演出できる
デメリット
・臭いや油がリビングダイニングへ
広がりやすい
・キッチン上部の吊戸を無くすため、
収納量が確保しにくい
・常にみられるので、綺麗に保つ
努力が必要(考え方次第でメリットに)
・ゲートをつけにくいので、
小さいお子さんやペットのいるお宅は、
プラン時にきちんと考慮する
②独立型キッチン
(クローズドキッチン)
いわゆる“隠すキッチン”です。
キッチンスペースを、
他から独立させて、
1つの専用の部屋にしています。
以前は、独立型のキッチンが
主流でしたが、最近は、
減ってきています。
間取りや使い勝手により、
根強い人気もあります。
メリット
・散らかっていても見えにくいので、
急な来客でも困らない
・壁に囲まれた空間なので、
収納量を確保しやすい
・使い勝手よくレイアウトできる
・料理に集中できる
・リビングダイニングと切り離して、
好きなインテリアを取り入れやすい
・リビングダイニングへ
臭いが広がりにくい
・ゲートがつけやすい
デメリット
・狭く感じやすい
・採光が取りにくい
・配膳、片付けの動線が長くなる
・周りの様子が分かりにくい
・臭いがキッチンスペースに
こもりやすい
③セミオープンタイプ
対面式にすることが多く、
調理スペース前に
壁が設置されていたり、
シンク周りに
腰壁が設置されています。
隠す部分と、見せる部分の
両方を備えており、
オープンキッチンと
独立型キッチンの中間に
位置しています。
家やマンションなど、
一般的に多く採用されているプランです。
特徴も、先ほど挙げた部分の
中間にあると考えてください。
良いとこ取りでもあり、
ベーシックなプランです。
扉材やカウンター材、
タイル仕上げなど、
こだわりを加えることで、
素敵に演出できます。
どのタイプにも
メリット・デメリットがあり、
ライフスタイルや、
住まいへの考え方の違いによって、
選ぶ方向性が変わってきます。
形状を考える上で、
自分がどんな風に生活したいのか、
リアルに想像してみると、
理想のスタイルが見えてくると思います。
毎日のことなので、
お料理するのが楽しい!
キッチンに立つのが嬉しい!
そう思えたら最高ですね!
それでは、
Happyな一日をお過ごしください!