10年以上前のことです。
製薬会社にお勤めのご夫婦と
打ち合わせしていると、
ご主人からアドバイスを求められました。
「この間、家具屋さんに行ったときに、
10万円くらいする有名なデザイナーの
家具をお勧めされたんですけど、
部屋に合いますか?」と。
詳しくデザインの特徴を聞いてみると、
それは、有名メーカーで
販売ライセンスを取っている商品で、
正規品は当時50万円以上する
家具でした。
どう話すか、一瞬ためらいましたが、
ありのまま伝えることにしました。
「 この家具には正規品が存在していて、
50万円以上します。
違いは、細かいディティール、
張地、金物と縫製の強度、
そしてシリアルNO.です。」
製薬会社にお勤めのご主人らしく、
「なるほど、
“ジェネリック”ということですね。」
と 解釈され、検討することに。
そして後日、
正規品を購入したいと連絡が入りました。
ここで私が言いたいことは、
ジェネリックが悪いと言っている
わけではありません。
1/5ほどの価格でデザインを楽しむ。
それも一つの選択肢だと思います。
要は、「ものを選ぶ時の価値観」
によります。
商品を選ぶときに、
タイプは大きく3つに分かれます。
①デザインや見た目を重視するタイプ
②ブランドの歴史やデザイナー、
技術など、ブランドそのものに
興味を持つタイプ
③座り心地や素材感を大切にするタイプ
理想はすべて備えていることですが、
予算によっても選べるものが
決まってきます。
そのご主人は、
まさに②のタイプでした。
デザインは気に入っていても、
正規品でなければ意味がないと
判断されました。
何を大切にしていくのかは
人それぞれです。
あなたは、どのタイプでしょうか?
今日は、
選ぶときの価値観についてでした。
Happyな一日をお過ごしください!!