“困ったときの救世主”
どんな色とでも合わせられる、
オールマイティな色。
この色に、
何度となく助けてもらいました。
年明けから色について
取り上げてきました。
今日から無彩色に入ります。
その中から、
一番多用している色でもある、
「白」について
見ていきたいと思います。
白は、
ピュアでけがれの無い印象や、
神聖さ、清潔さ、潔さなどの
イメージを持ちます。
ウェディングドレスや白無垢は、
純粋さの象徴でもあり、
反射率の高い白は、
肌を白く美しく見せてくれる
効果もあります。
また、
白蛇や白鳥など、
白い動物は神聖なものとされてきました。
インテリアについても
見ていきましょう。
インテリアのコーディネートでは、
たくさんのエレメントを
組み合わせていきます。
その仕上げ面積も広く、
合わせる数も多くなるので、
バランスをとる色が必要になってきます。
そんな時に、
白はどんな色とでもマッチするので、
幅広く活躍してくれます。
単体で使用
アクセント色を活かすためのベース色
色のある空間でのアクセント色など
まさにオールマイティな色なのです。
ほかにも、
ドアの色や、サッシ枠の色、
巾木、廻縁などの造作材。
ここでも、白はよく選ばれます。
馴染ませることもできるし、
色味のある壁仕上げを選んだ時に、
造作材の白がアクセントとなって、
素敵にまとめてくれます。
しかし、注意点もあります。
それは、
大きな面積で使うときの、
白さ加減をどのくらいにするのかです。
白は、空間を明るく広く見せてくれます。
しかし、
真っ白な色は
面積効果や高い反射率の影響で、
落ち着かないのです。
なので、
白系のニュアンスある色を選んだ方が、
仕上がったときに、
違和感のない白に仕上がりお勧めです。
また、
白は汚れが目立つ色でもあるので、
メンテナンスをこまめにすることで、
潔い美しさと清潔さを保つことができます。
インテリアや建築、
ファッション、車、家電製品など、
様々なプロダクトがありますが、
色を選べるように
カラーバリエーションがあります。
そして、たいていの場合
白系は用意されています。
それだけ身近に存在し、
どんな色とも合わせやすいという
万能なカラー白は、
ここで何を合わせようか…と迷った時
空間のまとまりに欠ける時
重くなりすぎた時など、
いろんな「困った!」を助けてくれる、
救世主カラーなのです。
今日は、「白」についてでした。
それでは、
Happyな一日をお過ごしください!