こだわりの素材は時間が経ってもやっぱり良い! 

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昨日、歯の検診で
かかりつけの歯医者さんへ行ってきました。


かれこれ10年近く
お世話になっている歯医者さん。

そもそも、
何故そこへ通うようになったかと申しますと、



外観にこだわりを感じたので
インテリアを見たかった・・・



という不純(?)な動機だったのです。



築40年以上経つであろうその建物は、
当時のモダニズム建築を取り入れた、
水平ラインが強調された建物です。


中に入りますと、
ガラス張りの玄関ホールは、
床が黒御影で仕上げられています。

冬のこの時期は特にヒンヤリとするので、
昨日も黒御影に直接足をつけないように
気をつけていたのですが、
靴を脱ぐときに思わず足が着いてしまい、
その冷たさに、
身体がシャキーン!とするのでした。



そして、待合室や治療室へ入ると、
今度は木のぬくもりが感じられる、
空間へと変わります。


木のフローリングと天井ピーリング、
壁にはウッドパネルが部分的に取り入れ、
吹き付けで仕上げられた周りの壁との
コントラストがあります。



新しいものは何一つないのですが、
この建物に使われた素材の一つ一つに
こだわりを感じますし、
なにより、とても居心地が良いのです。

こだわりのある素材は、
そのモノ自体に良さがあるので、
愛着を持ってお手入れすれば、
時間が経っても色褪せずに、
良い風合いになると、
通うたびに実感しています。



古いものに価値があり、
良いモノを大切に使いながら
継承していくというのが、
ヨーロッパの価値観ですが、
日本では、
新しいものを取り入れることに
価値を見出す傾向があります。


しかし、
こだわりの素材で作られたものは、
経年変化することで得られる
特別な価値を持ち、
やっぱり良いよね・・・
と納得させられてしまうのです。




ところで、
10年もかかりつけ医になっているには、
外観とインテリアが素敵だから
という理由だけでなく、
担当していただいている先生との
出会いもあります。


その歯科医院には、
先生が3人いるのですが、
私の担当医は、
美しくスマートな女医さんです。


先生と話していると、
歯に対する強い思いが伝わってきます。

“歯医者さんは痛いし行きたくない”
と思っていた私でさえも、
あまりにも熱心で丁寧な治療に、
“歯を大切にしなくちゃ!”
と心を動かされたのです。

しかも、英語が堪能なので、
いつも海外の患者さんから指名され、
英語で会話しながら治療をしています。
英語の話せない私からすると、
とてもかっこ良く、
羨望の眼差しで見てしまうのです。

先生との出会いから、
歯への考え方が変わり、
定期健診も、
昔の自分からは想像できないほど
真面目に通う改心ぶりに、
少し驚いています。




インテリアが見たい!
という理由で行った歯医者さん。
こだわりの素材のもつ経年変化の良さを
実感させてくれると共に、
素敵な出会いまで用意してくれてました。

これも縁なのでしょうね・・・



それでは、
Happyな一日をお過ごしください!