名作の理由 照明 アーティチョーク

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照明の父と呼ばれる
ポール・ヘニングセンは、
光りと照明器具のデザインに対し
理想を追求したデザイナーです。


多くの名作器具をデザインしましたが、
卓越した技術無しに
この名作は作ることができません。

他に真似のできない照明器具


“アーティチョーク”


について見ていきましょう。








1958年コペンハーゲンの社交場、
ランエリーニュ・パヴィリオンのために、
アーティチョークはデザインされました。



クライアントからの細かい要望を満たし、
華やかさと機能性を持つ
シャンデリアのような照明器具を
生み出すための時間は少なく、
このアーティチョークは
3カ月という短い期間で完成されました。





何故わずかな期間で完成できたのか?

そこには、
1931年に製品化された、
「セプティマ」があったからです。


セプティマは7枚のガラス製シェードを
用いたペンダントで、
これを金属で再現する構想を持っていたので、
コンセプトを発展させて、
アーティチョークを短期間で
完成させることができたのです。




微妙にカーブした金属の羽根は、
1段につき6枚を配置し、
全部で12段重ねていきます。
しかも、その取付けは絶妙な位置に
配置する必要があるので、
1台につき、100種類以上のパーツと、
25人の熟練職人の腕が必要になります。

引用元:ルイスポールセン



このデザインと技術は唯一無二。
他でやろうと思っても無理です!



シャンデリアのような華やかさ

モダンでエレガント

大空間でも住宅でも存在感抜群

グレアの無い計算しつくされた光


しかし、お高い・・・


その分、特別感は半端ないです。






ところで、
照明名の元となった
アーティチョーク。

日本では馴染みが少ないですが、
欧米では身近な野菜として
親しまれています。

ガクが重なった特徴的な形状は、
照明器具の羽根部分と似ていますね!



今日は、
ポール・ヘニングセンが
デザインした照明、
“アーティチョーク”について取り上げました。


それでは、
Happyな夜をお過ごしください!