これって同じ色!?色の視覚効果

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冬はこたつでみかん。


最近は、
こたつを使う方が
少なくなってきていますが、
以前は、床座の日本らしく、
冬は家族でこたつを囲み、
みかんを食べる。
こんな光景がよく見られました。


そこで登場する
“みかん”


スーパーで見た時は、
もっとオレンジがかってたのに、
いざ食べようと、みかんを見たら、
なんか、黄色っぽく感じる!?
ってことありませんか?


それは、色の視覚効果に
よるものかもしれません。


写真が分かりやすい例で、
赤いネットに入ったみかんと、
入っていないみかんでは、
色が違って見えますよね。



色の視覚効果とは、
複数の色を組み合わせた時に、
お互いに影響を及ぼして、
その色単体で見た時と、
見え方が変化することです。


いくつか種類があるので、
それぞれ見ていきましょう。

・色相対比

背景色の影響で、
色が違って見える現象。

中央は同じオレンジ色なのに、
左は赤みがかって見え、
右は黄色みがかって見えます。


・明度対比

明度の違う背景色の影響で、
明るさが違って見える現象。

中央のグレーは同じ色なのに、
左のグレーは暗く感じ
右のグレーは明るく感じます。


・彩度対比

彩度の違う背景色の影響で、
鮮やかさが違って見える現象。

中央のブルーは同じ色なのに、
左側はくすんで見えて、
右側は鮮やかに見えます。



このように、
色の対比が、色相・明度・彩度、
それぞれに起こります。

組み合わされた面積が大きいときや、
上に挙げたの図ように、
周りを囲まれたときに
対比現象が起こります。



では、
面積が小さいときはどうなるでしょうか?
今度は、同化現象が起こります。


・色相の同化現象

同じ黄色でも、左は緑がかって見え、
右側は赤みがかって見えます。
みかんと赤ネットは、
この色相の同化現象によるものです。


・明度の同化現象

同じグレーでも、左は暗く、
右は明るく見えます。


・彩度の同化現象

同じピンクでも、左側はくすんで見えて、
右側は鮮やかに見えます。



つまり、組み合わせ方によって、
対比となったり、同化となったり、
変化するということです。

他にも、
クリスマスツリーの記事でふれた
補色対比
や、
面積効果なども、
視覚効果のひとつです。

世の中のほとんどは、
様々な色の組み合わせで出来ているので、
意識していなくても、
その影響を受けているのです。


今日は、
色の視覚効果についてでした。


それでは、
Happyな一日をお過ごしください!