「ミラノサローネ国際家具見本市」

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インテリアの業界で、
毎年注目されているのが
「ミラノサローネ」

毎年4月に
イタリアミラノで開催される、
世界最大規模の国際家具見本市です。




ミラノサローネ期間中は、
「フィエラ」と呼ばれる見本市会場と、
「フォーリサローネ」と呼ばれる
ミラノ市内中で多くの展示が行われ、
街中がデザインの祭典に彩られるのです。




インテリア企業や電機メーカー
などが出展し、
デザイン・品質・技術を集結した
ブランドの新作の展示や、
インスタレーションが見られます。



その年のインテリアデザインの
トレンドが発信されるので、
世界中からバイヤー、
インテリアコーディネーター
建築士、ジャーナリストなど、
業界関係者が集まり、
インテリア雑誌やセミナーで、
トレンド情報を発信してくれるのです。





あまりにも広い会場とイベントのため、
すべてを回るのは難しいので、
ある程度会場とメーカーの目ぼしをつけて
効率よくリサーチする必要がありますが、
6日間で30万人以上の人が訪れるので、
その影響力の高さが伺えます。






その始まりはといいますと、

1961年
イタリア家具やインテリア小物の
輸出を促進するために、
見本市が行われました。


1967年
現在の国際家具見本市となります。

その後、分野が拡大して、
「キッチンバスルーム」と
「照明」の見本市も、
隔年で開催されるようになります。


1998年
若手デザイナーの登竜門。
選ばれた35歳以下の
若手デザイナーが出展できる、
「サローネサテリテ」が
行われるようになります。





世界で活躍するデザイナー
nendoの佐藤オオキさんも、
大学の卒業旅行でミラノサローネを
訪れたことがきっかけで、
デザインの道に進むことを
決めたのは有名な話。

今となっては、
そのサローネで数々の
一流ブランドのデザインを
手掛ける超売れっ子に!

本当に凄いです!!




人の価値観を変えてしまうほどの
影響を与えるミラノサローネ。

しかし、
世界中でイベントが
中止や延期となっている状況で、
ミラノサローネも今年は中止になりました。


この状況が収束し、
また新しいデザインの情報と、
明るく楽しい話題を届けてほしいと
願うばかりです。



それでは、
Happyな一日をお過ごしください!