“ベルベット”という響き。
もうすでに、
高級なイメージになります。
昔から、
重厚感のある、
豪華なインテリアといえば、
「クラシカルな家具」と、
「シャンデリア」と、
「赤いベルベットのカーテン!」
といった具合に、
高級カーテンの代名詞でもありました。
最近の傾向では、
スタイリッシュさと
ラグジュアリー感のある
インテリアの人気が高くなり、
以前とは違った“高級感”の
ニーズが高まっています。
それに合わせて、
ベルベットの取り入れ方も
変化しています。
例えば、
カーテンでは、濃い赤よりも、
グレイッシュ系や、
明るい色が選ばれたり、
異素材のクッションとミックスして、
アクセントを加えたりと、
軽やかなラグジュアリーさへと
変化しました。
フィスバホームページより引用
そこで今回は、
ベルベットについて取り上げます。
ベルベットは、
またの名を「ビロード」とも呼ばれ、
パイル織物の一つです。
パイル織物とは、
生地に繊維を織り出した
織物のことをいい、
表面に出てきた繊維が、
ループ状のもの(タオルなど)と、
カットしたもの(ベルベットなど)
に分けられます。
ベルベットは、
柔らかで、上品な手触りと、
見る方向で変化する
深い光沢感があります。
素材は、
絹やレーヨンなどが用いられ、
表面にツヤがあります。
製法は、
2枚の布に、パイル糸が織り込まれ、
その間をカットしてつくられるため、
一度に2枚の布が出来上がります。
同じパイル織物のカットタイプで、
別珍(べっちん)がありますが、
これは、ベルベットを真似て
作ったもので、製法が異なります。
こちらは、生地の表面に、
横に繊維を織り出し、
織り出した繊維を
カットしてパイルを作ります。
ベルベットより硬く、
光沢感が抑えめで、
毛足の短いものが多くなります。
ベルベットの特徴をまとめますと
・メリット
上品なツヤと質感で高級感を演出
見る方向により印象が変わる
・デメリット
摩擦に弱い
たたみグセがつきやすい
部分的にパイルが抜けてしまう
水に弱い(ドライクリーニング対応)
金額が高い
実際に、ベルベットは高額ですし、
丁寧に取り扱いをする必要があるので、
採用するのに躊躇するかもしれません。
しかし、
触れた時の上質な肌触りと、
表情豊かな深みある光沢には、
何ものにも代えることができない、
プレミアム感があります。
まずは、
クッションなどの小物から取入れて、
特別な雰囲気を楽しんでみるのは
いかがでしょうか。
Happyな一日をお過ごしください!