“サーカディアンリズム”という言葉を、
ご存じでしょうか?
これは、
人が生活する1日のリズムのことで、
体内時計と同じ意味です。
朝目覚めてから、太陽の光をしっかり浴び、
日中は活気あるお日様の下で活動し、
暖かいオレンジ色の夕日を眺め、
夜はリラックスした明かりで過ごし、
ぐっすり眠る。
サーカディアンリズムに合わせて、
光を調整しながら生活することで、
より快適に過ごすことができます。
LEDランプが主流になってきた昨今、
ランプ色の種類や、
機能も増えてきました。
そこで、
ランプの色には、それぞれ特徴があり、
どの部屋に使うのが効果的なのか、
選ぶときのポイントをお伝えします。
下の画像は、
色温度の順に並んだものです。
パナソニックホームページより引用
色温度とは、
光源が発する光の色を表現する
尺度のことをいい、
単位はK(ケルビン)です。
低いほど暖かみのあるオレンジ色で、
高いほどスッキリとした青みがかった
色になります。
一般的に、
照明器具メーカーで採用しているのは、
電球色・温白色・昼白色の3種類です。
居住スペースで多く用いられているので、
今日は、この3つについてお話します。
①電球色(2800K)
オレンジ色の暖かみある光です。
家族の団らんの雰囲気にぴったりで、
お料理を美味しそうに見せてくれます。
また、
夕日の色でもある、オレンジ系の光は、
落ち着いた雰囲気をつくり、
リラックスできます。
サーカディアンリズムを整える意味でも、
寝る前の数時間は、
電球色を取入れるのがおススメです。
周りの内装は、
ややオレンジがかって見えます。
部屋
リビング・ダイニング
寝室・和室など
②温白色(3500K)
暖かさと明るさ感の両方持つ自然な光。
電球色で暗く感じる場合は、
リビングに温白色を採用する方もいます。
周りの内装に色が反映しにくいです。
部屋
比較的どこにでも採用しやすい
リビング・和室
洗面室・クローゼットなど
③昼白色(5000K)
爽やかな青みがかった光。
電球色や温白色に比べて、
真昼の太陽の色に近くなります。
青系の色は
集中力をUPさせる効果があります。
周りの内装が、
やや青みがかって見えます。
部屋
勉強部屋・キッチン・子供部屋など
ライフスタイルの変化に伴い、
部屋を使うシーンが1つに限らず、
フレキシブルになってきています。
例えば、
ダイニングスペースは、
食事をするだけにとどまらず、
子供の勉強スペースになったり、
趣味の裁縫や、小物づくりなど、
シーンによって、
欲しい光の色が変わる可能性があります。
最近は、器具の性能が進化し、
色を徐々に変化させる「調色」や、
光の色を切り替えらる「光色切替」の
器具も発売されています。
自分のライフスタイルに合わせ、
このスペースでどんな風に過ごすのか、
想像してみてください。
ランプの色や、機能性など、
よりベストなものを選べると思います。
では、今日は以上となります。
Happyな一日をお過ごしください!