ダイニングチェアの選び方

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ダイニングチェアは、
人体系家具のひとつです。


人間のからだに直接触れて
身体を支える家具のことを、
人体系家具といって、
椅子やベッドやソファが
それにあたります。


人体の要素に
深くかかわりを持つので、
座り心地の良さが
とても大切になってきます。


そういう意味でも、
ダイニングセットを選ぶ時、
最初に選ぶは
ダイングチェアが正解なのです。


そこで、
今日はダイニングチェアの
選び方についてお話します。





選ぶポイントですが、
様々な部分から
アプローチする必要があります。




①座面の高さ

座面の高さは、
家具によってバラつきがあります。

特に輸入家具は、
海外の方の寸法に合わせているので、
足が床に着かなかったり、
安定しないこともあります。
輸入の家具でも、
日本人向けに脚をカットして
販売しているメーカーもあり、
その位、座面の高さは重要になります。

また、テーブルの高さも、
座面高と合わせて選びます。
テーブルの高さから、
座面の高さを引いたものを
差尺と言って、
27cm~30cmくらいが適当とされています。

テーブル高さー座面高さ=27~30cm

となります。



②デザイン

好みのデザインか。
インテリアのスタイルに合うか。

人体系の家具だから、
座り心地が大切と言えど、
やっぱりデザインも
おしゃれであってほしいというもの。

全体的なフォルムと、
デザインの合うものを
選んでいただきたいと思います。




③肘有り・肘無し

肘有のチェアは、
腰かけた時にゆったり寛げますが、
スペースが必要になるので、
余裕を持ったダイニングテーブルの
サイズを選びます。
また、座る時や立ち上がる時に、
しっかり椅子を引くので、
周りのスペースも確保します。

肘無しのチェアは、
立ち座りするのが容易で
動きやすいですが、
ゆったりと腰かけるには、
肘有りに劣ります。

それぞれの特徴から、
お誕生席だけ肘有りにし、
他を肘無しにするケースも多く見られます。




④背もたれの高さ

背もたれの高さは、
大きく3種類に分かれます。

ハイバック・ローバック・背もたれ無し

ハイバック
肩甲骨の上あたりまでサポートするので、
寄りかかりやすく、
背もたれのデザインが印象的なものが多く、
インテリアにも影響を与えます。

ローバック
背もたれに圧迫感が無いので、
空間を広く見せてくれます。

背もたれ無し
ベンチやスツールなどです。
ベンチは座る人数を限定しないので、
来客時に便利ですし、
動きやすいのが特徴です。
しかし、
寄りかかることができないので、
寛ぐのは難しくなります。



⑤重さ

椅子の重さは、
椅子を引く時や掃除をする時、
使いやすさに影響があります。

なるべく軽い方が扱いやすく、
ご高齢になってくると、
特に重い家具は扱いにくくなります。




⑥背・座面のクッション性

座面や背の部分に、
ウレタンが入っていると、
当たりが柔らかく、
長時間座っていても疲れにくくなります。




⑦材質と張地とメンテナンス

材質は
木製・スチール・プラスチックなどが有り、
張地は
レザー・合成皮革・布・ペーパーコードなど、
椅子によって選べるものが変わってきます。

材質と張地は、
インテリアを左右するので、
内装やカーテンなどと合わせ、
しっかりコーディネートしていきます。

ダイニングは食事をするので、
メンテナンスしやすいことも
選ぶうえで大切な要素となります。




⑧価格

どんな方でも予算があります。
どんなに気に入っても、
予算オーバーになることもあります。
予算と商品のバランスが良い、
これも大切ですね!



以上、ダイニングチェアを選ぶ時の
ポイントを上げてみました。

たくさんのチェックする部分が
あったと思いますが、
本当に気に入ったチェアを選ぶには、
そのくらい時間をかけて、
真剣に選んでほしいのです。

なんてったって、人体系家具ですから!


それでは、
Happyな一日をお過ごしください!